2011年07月24日

「か」から始まる慣用句(2)

・槐安の夢(かいあんのゆめ)
夢のこと。また、儚(はかな)いことの喩え。 類:●南柯の夢●槐夢(かいむ) 故事:「南柯記」 唐の淳于壅(じゅんうふん)が自宅の槐(えんじゅ)の木の下で酔って寝ていたところ、夢に二人の使者の迎えをうけて、槐安国に行き、国王の娘を娶(めと)って、南柯郡の太守となり20年を経たが、覚めてみれば、槐安国とは、槐の木の下の穴にいる蟻の国であり、南柯郡とは、その木の南向きの枝であったという。


・飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)


・海外奇談(かいがいきだん) 《四熟》 
1.海外の奇妙な話。2.誰も行ったことのない外国でのことなら、なんとでも言えるし自慢もできる。根も葉もない出鱈目な話の喩え。 参考:海外奇談(かいがいきだん) 中国の口語体小説の訳本(の体裁をとる)。文化12年(1815)。鴻濛陳人(こうもうちんじん)。清人を騙った「鴻濛陳人」なる人物が『仮名手本忠臣蔵』の唐話訳である『忠臣蔵演義』に手を加えたもの。海外奇譚『忠臣庫』として出版された。


・甲斐甲斐しい(かいがいしい) 
1.ものごとを行なったり希望したりする張り合いがある。甲斐がある。期待通りである。 用例:源氏−早蕨「かゐがゐしくぞあひしらひ聞こえ給ふめる」 用例:十訓抄−一〇「さてかひがひしく千載集に入にけり」 2.しっかりしていて頼みにできるような。 用例:金刀比羅本平治−下「われらかひがひしき身ならねば」 3.手際良く、てきぱきとものごとを行ない、効果が上がるように見える。勢いが良く労を惜しまない。果敢な。 用例:古今著聞集−一六・五一九「かひがひしく皆くひてけり」 例:「甲斐甲斐しく看病する」 参考:金刀比羅本(ことひらぼん) 「平治物語」には、古態本(陽明文庫本・学習院本)と金刀比羅本とがある。・・・調査中。


・買い被る(かいかぶる) 
1.物を、実際の値打ちより高く買う。 類:●買いかずく ★「被る」は、「〜するときにしくじる」「〜に失敗する」という意味。 用例:伎・上総綿小紋単地−六幕「五十か六十いつでも買ひかぶらあ」 2.人や物を、実質以上に高く評価したり、信用したりする。 類:●過大評価 例:「そんなに買い被られては困ります」 用例の出典:上総綿小紋単地(かずさめんこもんのひとえじ) 歌舞伎。河竹木阿弥。通称「上総市兵衛」。・・・調査中。


・櫂が回る(かいがまわる) 
金回りが良い。暮らし向きが楽である。また、自由が利く。 用例:浮・好色万金丹−三「情の海には弘誓の船も械(カイ)がまはらず」 用例の出典:好色万金丹(こうしょくまんきんたん) 浮世草紙。夜食時分著。元禄7年(1694)。・・・調査中。
・貝殻で海を測る(かいがらでうみをはかる) 小さな貝殻で海の水を汲んで海水の量を測るという意味で、狭い見聞、知識しか持ち合わせていないのに大問題を議論すること。 出典:「漢書−東方朔伝」「以かき氷天、以蠡測海、以寰撞鐘」 


・開巻有益(かいかんゆうえき) 
《四熟》 書物を開いて読めば、必ず得るところがある。読書は有益であるということ。 類:●開巻有得 出典:王闢之「ベン[サンズイ+縄-糸]水燕談録−文儒」「太宗日覧三巻、…嘗曰、開巻有益、朕不以為労也」 ★「巻(かん)を開けば益有り」と訓読する。


・会稽の恥(かいけいのはじ)


・邂逅相遇(かいこうそうぐう) 
《四熟》 偶然の出会い。思い掛けずひょっこりと巡り会うこと。 出典:「詩経−国風・鄭」「清揚婉兮、邂逅相遇、適我願兮」


・骸骨を乞う(がいこつをこう) 仕官中主君に捧げた身の残骸を乞い受けるという意味から、官から退(しりぞ)くことを請う。辞職を願い出る。 出典:「史記−陳丞相世家」・「晏子春秋−外篇」


・解語の花(かいごのはな)


・鎧袖一触(がいしゅういっしょく) 
《四熟》 鎧(よろい)の袖で一触れするということで、その程度の力で簡単に相手を負かすこと。


・懐柔策(かいじゅうさく) 
巧く丸め込んで人を自分の思い通りに従わせる策。


・外柔内剛(がいじゅうないごう) 
《四熟》 表面は優しく見えて、実際は意志が強いこと。類:●内剛外柔 反:■内柔外剛 出典:欧陽脩「再論水災状」「静黙端直、外柔内剛、学問通達」 ★北宋の欧陽脩が、祠部員外郎直史館知襄州の張カイ(ちょうかい)を評した言葉。


・甲斐性なし(かいしょうなし) 
稼(かせ)ぎがなく頼もしくないこと。また、その人。 ★「甲斐性」の「甲斐」は、「効(かひ)」からの転かという。


・回心転意(かいしんてんい) 
《四熟》 1.過去の過ちを悔い改め、善人になること。また、考え直し、翻意すること。2.一度失った友情や愛情などを取り戻して、再び仲良くなること。 類:●喧嘩の後の兄弟名乗り●諍い果てての契り


・灰燼に帰す(かいじんにきす)[=と化す] 
跡形もなく燃え尽きる。 類:●元の木阿弥●水泡に帰す


・会心の笑み(かいしんのえみ) 
心から満足したとき自然に出る微笑(ほほえ)み。 例:「会心の笑みを浮かべる」


・会心の出来(かいしんのでき)[=作(さく)] 
考え通りの出来上がりである。作り手が満足する出来である。また、その作品。 類:●自信作


・会心の友(かいしんのとも) 意気投合した友人。気心の通じた友人。


・海誓山盟(かいせいさんめい) 
《四熟》 1.海や山がいつまでも変わらないように、誓いがとても固いこと。その誓い。 類:●海約山盟●河誓山盟●山海之盟 2.男女間の愛が、永遠に変わらないようにと誓うこと。その誓い。


・蓋世の才(がいせいのさい) 
世の中を覆い尽くすほどの優れた能力という意味で、意気盛んで一時代を覆うほどの優れた才能、または、それを持った人。 類:●気(き)世を蓋(おお)う 出典:「史記−項羽本紀」


・階前万里(かいぜんばんり) 
《四熟》 軒先で起こったような出来事も、耳に入らなければ万里の遠方の出来事と同じである。天子たる者は地方の実情を良く知るべきだということの喩え。 出典:「管子−法法」「堂上遠於百里、堂下遠於千里、門廷遠於万里」 出典:管子(かんし) 中国、古代の政治論の書。24巻。春秋時代、斉の名政治家、管仲の著とされるが、実際は戦国時代末から漢代にかけて、何人もの論文を纏めたもの。政治、経済、軍事、教育の問題を論じる。
posted by 黒柳徹子 at 22:04| Comment(2) | か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

「か」から始まる慣用句(1)

●顔をたてる
損なわれないように保つ。

 ●顔が売れる
広く世に知られる。

 ●顔から火が出る
とても恥ずかしい思いをする。
恥ずかしくて顔が真っ赤になる。

 ●顔が広い
いろいろな人を知っている。
叉、多くの人によく知られている。

 ●影が薄い
元気がなくて、印象が弱い。

 ●肩が軽くなる
肩の凝りがとれる。「肩の荷がおりる」と同じ。
自分の責任になっていた仕事などがなくなり、ホッとする。

 ●肩で風をきる
威張って歩く。威勢よく歩く。

 ●肩で息をする
苦しそうに息をする。

 ●肩をすくめる
相手に対する不信感。
不満や意外であったという気持ちを、態度に表す。

 ●肩を持つ
味方をする。ひいきをする。

 ●兜(かぶと)を脱ぐ
負ける。降参する。

 ●鎌(かま)をかける
言いたくないと思っている事を言わせようとして、相手の行動を知っているような口をきく。
posted by 黒柳徹子 at 10:51| Comment(0) | か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月24日

「あ」から始まる慣用句

[ あ ]

◆青葉に塩
青葉に塩を振りかけると、しおれることから、急に元気を失った様を言う。

◆秋の日は釣瓶落し
つるべが井戸の中へ落ちる時は、早く落ちることから、秋は日が短く、 夕方になるとたちまち太陽が沈んで暮れやすい例え。

◆悪縁契り深し
好ましくない縁に限って、その結びつきは深く、関係を断とうとしても断ち切れないものである。 特に男女の道ならぬ関係は、いったん心を奪われると、離れようとしても、 なかなか離れられない。くされ縁。

◆悪妻は百年の不作
夫にとって、ためにならない妻を娶ると、自分が不幸せであるだけでなく、 悪い影響が子や孫の代まで残る。

◆朝起きは三文の徳
朝早く起きると、(からだの調子が良く、健康に良いから)いくらかの利益はあるものだ。 宵っ張りの朝寝坊を戒めていう。

◆頭隠して尻隠さず
悪事、欠点の一部だけ隠して、大部分は表れているのに、全く人に知れない つもりでいるおろかさを、あざけって言う。

◆頭の上の蝿を追え
出しゃばってひとの世話をやくより、まず自分の始末をせよ。

◆あつものに懲りてなますを吹く
お吸い物(あつもの)の熱いのにすっかり懲りて、冷たいなます(酢あえ)まで、 ふうふうと吹いて食べること。 一度失敗したのに懲りて、用心し過ぎることの例え。

◆圧倒的
他をしのいで優勢になる。段違いなこと、という意味。 「圧倒的勝利を得た」などのように使う。
ところが、「圧倒的に負けた」などと言う若者がいるが、この使い方は間違いで、 否定的な事柄に対する形容には使えない。 「圧倒して勝つ」なら良いが、「圧倒して負けた」ではおかしいのと同じである。

◆あっけらかん
意外な事に驚いて、口を開けてぼんやりしているさまをいう。 所がこの言葉は、おおくの人達が本来の意味を離れて使っている。例えば 「子ども達は、親から注意されてもあっけらかんとしている」のように あっけらかんの意味を、一向に気にかけない、平然としている、などに解釈 しているのである。
これは本来の用法からいえば間違いだが、成人対象のある調査によれば、 「あっけらかん」の意味を聞く設問に、「呆然としているさま」という正しい回答は 20%にも満たなかったという。これだけ誤用されていると、既に間違いとは言えなくなっている。

◆あばたもえくぼ
愛する人の目には、相手の醜いあばたも可愛く、何でもが良く見える。 あばたは天然痘が治った後の皮膚に残る、ぶつぶつのくぼみ。

◆あぶはちとらず
あぶ(虻)とはち(蜂)を一度に捕ろうとして、どちらも逃がしてしまう意味。 欲張りすぎたために損をしてしまうことをいう。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と同意のことわざである。
最近の中。高校生は、これを虻や蜂は危険なものであるから捕ってはいけない」と 解釈したりするという。また、「あぶは、はちを捕らない」や、故意に句読点を変えた 「あぶは、ち(血)をとらない」という珍解釈もある。

◆雨だれ石を穿(うが)つ
軒から落ちる雨のしずくも、たえず同じ場所に落ち続けると、石に穴を あけることさえある。力がなくても根気よく続ければ、しまいに目的を 果たす事が出来るということの例え。

◆雨降って地固まる
雨上がりの泥んこになった地面も、乾いて水分がなくなると、固くしまる。 ごたごたが解決した後はかえって、物事が円満におさまり、良い状態に 落ち着く事を言う。

◆鮑の貝の片思い
あわびの貝殻は一枚だけであることから、男女の一方が恋慕っていても、 先方は自分を思ってくれないこと、即ち片恋に例えて言う。

◆案ずるより産むが易し
あれこれ思い悩んで心配したことも、やってみると、わけなく出来る。 余計な心配をすることない。
posted by 黒柳徹子 at 10:47| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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